データから見たIgA闘病ブログ

2018.4 IgA腎症を発病。治療方法を血液、尿のデータを交えながら紹介する。

2021.2ドックと診察の結果(cr1.42~1.38)

寛解後(2/2のドック及び2/24の検査)の結果は以下の通りである。
なお下表には記述していないが、尿沈渣について、、病院検査では今回を含め、ここ数回「沈渣不要」となっているが、ドックでは、硝子円柱 10~19個、扁平上皮5-9個という値が出た。2/24の診察の際、この所見について詳しく聞きたかったのだが、PSAマーカ高値(8.5ng/ml)ということで、泌尿器科への紹介手続きなどに時間をとられてしまった。

  2/2 2/24
ALB 4.1~5.1   4.3
UN 8~20   19
積算CFE ~60 41 43
クレアチニン(mg/1日) 1.42 1.38
蛋白(g/1日)    
潜血 +−
UA 6.6 5.6
塩分摂取量   12

2020.12 寛解プレドニン終了

 


検査結果は以下の通りで、寛解状態を維持している。
尿沈渣も不要という結果で、引き続きIgAの活動は収束しているようである。

  12/23
ALB 4.1~5.1 4.5
UN 8~20 19
積算CFE ~60 43
クレアチニン(mg/1日) 1.36
蛋白(g/1日) 0.16
潜血
UA 6.2
塩分摂取量 13.4

今回を以て、プレドニンステロイド薬)が終了となった。
プレドニンの推移と尿蛋白量の関係は以下の通りで、3年弱服用を続けた。f:id:B046561:20201224202647p:plain
プレドニンの副作用については★治療薬と副作用①を参照いただきたい。

 

 

医師の診断(裏話)

2018年8月、まだ東京G大学に通院していた頃、クレアチニンは余裕で2mg/dl、尿蛋白は1g/dlを超え、潜血も3+が続いていた。しかしM医師は「順調、30年はもつと思う」との見立て。
逆に同年9月に転院したZ大学T医師は辛口。
Z大学病院に転院 2018.9~2019.2 (Cr1.67 蛋白0.38g 潜血3+)

では触れていないが、同年11/28のデータを見て、「君、本当に30年もつと思っているのか?この状況では20年もたないと思ったほうが良い」と言われた。
これには言葉を失うも、気を取り直し「治療方法はないか?」と尋ねたところ、「腎臓移植はどうか?」と提案された。しかし、それは最後の手段と考えていたので、扁桃腺摘出について問うてみた。
T医師曰く「私見だがあまり効果は期待できないと思うが、藁をもすがるつもりでしょう?やってみる?」とのこと。
実は、そのあと、東京のG大学M医師を訪れた。しかしいったん離れると冷たいもので、「そういう見立てならそうなのだろう。」とそっけない。
我々にとって、医師ほど頼りになる存在はいないわけだが、医師も人間、心無い対応をされることもある。
しかし我々患者は、どのような状況においても情報を集めることを忘れてはいけない。
当方の場合、結果的に扁桃腺摘出術で効果が出たことは紛れもない事実でなのである。

★治療方針の説明2018.5.16で述べた6種類の治療薬について

2018.5.16は数値の改善もままならず非常に厳しい状況にあった。
その際、主治医から「今後の治療薬」として説明された6種について紹介する。
ミゾリビン
・タクロリムス
・ネオーラル
・セルセプト
・アザチオプリン
・リツキシマブ
いずれも免疫抑制剤で、結果的にミゾリビンで効果が現れ、現在も服用中である。
また入院中、同部屋の方(IgA血管炎)が「リツキシマブ」を点滴投薬されていた。
彼はそれを「抗がん剤」と呼び、「この薬で効果が現れた」と言っていた記憶がある。
今後治療される方の参考になればと思う。

2020.10 寛解(Cr1.34蛋白0.24 潜血-)

今月の結果は以下の通り引き続き寛解状態。若干蛋白量が増えたものの、尿沈査は「全て不要」という事で、IgAの異常な動きが完全に抑えられたと思われる。
次回の検査結果を見て、プレドニンの服用を終了するとの診断である。

  10/28
ALB 4.1~5.1   4.8
UN 8~20   19
積算CFE ~60   44
クレアチニン  1.34
蛋白  0.24
潜血   -
UA   5.9
塩分摂取量g  15.3

治療薬③ 2020.8

 

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前述の通り「寛解」となり、処方内容も以下の通り変更となった。
分量の変更前は2019年6月現在(治療薬と副作用②参照)。
プレドニンは現在2mgでいったん1mgとなるが、次回終了予定である。
ミゾリビンコレステロールと尿酸抑制は継続される。
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 ●ミゾリビン錠(免疫抑制)150mg→継続   
 ●プレドニン錠(炎症鎮静)7.5mg→2mg→1mg    
 ●ロサルタンK錠(血圧抑制+タンパク尿抑制) 50mg→継続  
 ●シルビニン錠(血圧抑制) 5mg→維持 
 ●ファモチジン錠(胃酸抑制) 20mg→終了  
 ●フェブリック錠(尿酸抑制) 10mg→維持 
 ●ロスバスタチン錠   5mg×1錠   コレステロール抑制
 ●リクシアナ錠  30mg×0.5錠 血液凝固抑制→既に終了
 ●ボナロン    35mg×1包   骨の代謝改善→既に終了