データから見たIgA闘病ブログ

2018.4 IgA腎症を発病。治療方法を血液、尿のデータを交えながら紹介する。

2019-01-01から1年間の記事一覧

2019.8.結果 (Cr1.53 蛋白0.22g 潜血1+)

8月の検診結果については以下の通り。前月は風邪の影響もあり、若干数値が悪化したが、今回は現状では最良の数値だった。・クレアチニン1.67→1.53・推算GFR35→38次にトピックスとして、初めて尿潜血が+1となった。これは、先月リクシアナ(血栓防止薬)を停…

2019.7結果 (Cr1.67 蛋白0.22g 潜血3+)

今回クレアチニンが0.13上昇し1.67。これに伴い積算CFEも3ポイント低下し35となった。2月以来の悪い数値である。しかし、蛋白量が0.22g/1日で過去最低の値となった。主治医によると、「クレアチニンは気にする程度ではない。むしろ、蛋白量の低下を評価すべ…

★治療薬と副作用②

現在の治療薬の状況は以下の通りである。服用は毎朝(ボナロンは週一回)。 ●ミゾリビン錠 50mg×3錠 免疫抑制 ●プレドニン錠 5mg×1.5錠 炎症鎮静 ●ロサルタンK錠 50mg×1錠 血圧抑制+タンパク尿抑制 ●シルビニン錠 10mg×0.5錠 血圧抑制 ●ファモチジン錠 20mg×1…

2019.6結果(Cr1.54 蛋白0.36g 潜血3+)

6月5日のデータは以下の通り。それぞれの数値は安定しており、まずはひと安心である。 1/22 2/13 3/12 4/10 5/8 6/5 ALB 4.1~5.1 4.0 3.9 4.3 4.2 4.6 4.3 Cr ~1.07 1.61 1.67 1.58 1.52 1.57 1.54 積算CFE ~60 36 35 37 39 38 38 蛋白 0.29 0.38 0.40…

2019.4 (Cr1.57 蛋白0.52g 潜血3+)

4月と5月の結果については以下の通り。・クレアチニン1.57mg/dl、概算GFEは37と何とか維持している状況。・蛋白量は0.5gと若干上昇気味(食生活が原因か・・)。・食生活については、若干緩やかになり、塩分摂取量(想定)が14gと ひどい状況で(本来は6g制限…

2019.3結果 (Cr1.58 蛋白0.40g 潜血3+)

3月12日のデータは以下の通り、アルブミン、クレアチニンが発病以来最高点となった。主治医もやや驚きを隠せない様子で、「扁桃腺摘出の効果かな」とのコメントがあった。これに伴い、プレドニンが▲2.5mgで7.5mg(1.5粒)となった。ただ、味覚障害は相変わら…

★扁桃腺摘出と後遺症2019.1

扁桃腺手術に関しては、G大学,Z大学の主治医とも積極的に勧めるわけではなかった。 まず5月頃でのG大学の主治医はの見解は以下の通り。 ・ステロイドを大量に服用している期間は、出血のリスクが高く、外科医も実施に踏み切れないだろう ・年齢的(55歳)に…

Z大学病院に転院 2018.9~2019.2 (Cr1.67 蛋白0.38g 潜血3+)

北陸地方に転勤が決まり、9月G大学の紹介状でZ大学に転院。こちらでは予想以上に飲酒の機会が多く心配したが、1月に扁桃腺摘出術の効果もあってか(詳細は後述)数値は好転しはじめた。・1日の尿蛋白は1g以下となり、12月からは0.5gを下回るようになった・…

★退院後の数値 2018.7~2018,8 (Cr2.32 蛋白1.44g 潜血3+)

退院後食事(塩分)を気にしながらもほぼ普通の生活に戻った。 数値は以下の通りである。アルブミンは最悪時の2.5から3.6程度まで復活したが、クレアチニンは未だ高い状態だ。したがって推算CFEはカウントダウン状態である。ただ、尿蛋白は1g前後まで改善した…

★退院 2018.6.17 (Cr2.03 蛋白1.92g 潜血3+)

6月になって数値が改善しだした。魔の5月から大きな進展である。・アルブミンが3点台をクリア・クレアチニンが2点台で上げ止まる・一日の蛋白量が2g前後に落ち着くやはり腎臓の治療は後追いで効果が出る事を認識した。主治医は、この数字と当方の体力から判…

★治療薬と副作用①

まずはプレドニン(ステロイド薬)である。当所は50mgから始まったが、尿の蛋白量の低下に伴い、摂取量も以下の通り減少した。 当所 4/26 6/11 7/12 7/26 8/9 8/22 9/26 11/7 尿タンパク 10g~ 3g~ ~2g ~1.5g ~1g ~1g ~1g ~1g ~0.5g プレドニン 50mg 45mg …

★最悪の5月 2018.5.31 (Cr2.69 蛋白2.70g 潜血3+)

まず数値は以下の通り悪化し続けている。 5/2 5/7 5/10 5/14 5/17 5/21 5/28 5/31 ALB 2.8 2.8 3.0 2.9 2.9 2.8 2.9 3.0 Cr 1.74 1.75 1.98 2.22 2.35 2.15 2.55 2.69 CFE 34 33 29 26 24 27 22 21 タンパク 5.99 3.32 2.77 4.28 2.70 4.42 3.53 2.70 しかし5/1…

★治療方針の説明 2018.5.16

★数値悪化と精神状態不安定2018.4.23~5.14で述べたとおり、数値の改善が見られず、むしろ悪化の一途をたどりはじめた。この頃、人工透析が頭をよぎり、しかしそれを受け入れる事ができない自分がいた。不安を払拭するために、まずは医師団に対し病理の状況…

★食事制限と体重

この歳になると、ベスト体重の定義は不明だが、発病の1年前、(身長182cmに対し)90Kgとなり、流行の糖質ダイエットで85Kgまで落とすも、結局リバウンドで90Kg前後を推移していた。ところが、入院前、突然95kgに増加した。これはネフローゼによるむくみが原…

数値悪化 2018.4~5 (Cr2.22 蛋白4.28g 潜血3+)

ステロイドパルス(4/16~4/18)後も数値は悪化の一途をたどる。 概算CFEは26まで落ちた。 4/20 4/23 4/26 4/28 5/2 5/7 5/10 5/14 ALB 2.50 2.60 2.50 2.50 2.80 2.80 3.00 2.90 UN 19.0 19.0 19.0 21.0 20.0 25.0 25.0 24.0 Cr 1.23 1.28 1.37 1.40 1.74 1.…

★ステロイドパルス2018.4.16 (Cr1.15 蛋白14.0g 潜血3+)

3日間大量ステロイドを投与した。この間(治療中)、特に具合が悪くなるような事はなかった。逆に、仕事の打ち合わせや電話会議など動き回るものだから看護師から「少しは安静にしなさい」と注意される始末。 ステロイドパルス終了後のデータ推移は以下の通り…

★生検結果と3つの病名 2018.4.13

生検の結果について主治医よりフィードバックを受ける。 概要要は以下の通りである。 ①関節炎はIgA血管炎の疑い②腎臓障害はIgA腎症が引き起こしている③②によってネフローゼ症候群を発症させた この時点では、それが何を意味しているのか、そしてそれがどれほ…

★入院、腎生検2018.4.12

G大学に入院となった。お見舞いに来てくれた方々からは「ここは中々入れないですよ」や 「腎臓ならやはりG大学だ」と聞き心強かった。 さて入院である。環境は良好とは言えない。何とか窓際が確保できたが、 6人部屋で狭く、看護士や担当医がひっきりなしに…

★早期発見 2018.4.6

4/6 前兆が続き、かかりつけの医師に相談。 医師「尿取ってみようか」 当方は、「いつもの診察か・・・」と思い尿を差し出した。 医師「YUさん、あなた大変だわ。大量の蛋白が出てる。すぐにG大学に行って」 当方「今日ですか?もう18:00ですよ」 医師「紹介…

★兆候 2018.3.31

これが兆候かどうかわからないが30歳頃から時々関節痛があり、若干尿酸値が高い時期もあり、痛風を疑っていた。かかりつけ医師には無理を言い、コルヒチンや痛み止めを処方してもらっていた。しかし、どの医師も「尿酸値が5~7mg程度では、痛風とは言い切れな…

IgA闘病ブログを始めるにあたり

2018年4月IGA腎症と診断される。発病時は尿蛋白は10g/dl(通常の500倍)を超え、1か月でクレアチニンは2.7mg/dlまで上昇するも、ステロイドパルス、扁桃腺摘出、投薬治療(ステロイド、免疫抑制)により2020年8月寛解となる。当ブログでは、この間の治療…